当神社ご祭神〝罔象女神〟は水の祖神として水利水運は申すには及ばず、生命の日々の営みすべてに関し、限りない恩恵を与えて下さる守護神として、朝野の崇敬を集めてきた名神大社です。
罔象女神は天武天皇4年(675)、丹生川上の地にはじめて御社殿が設けられ、鎮まりました。
現在の御本殿・東殿・西殿は兵火による焼失を経て文政12年(1828)に再興された建物で、幾度となく修繕工事を行って参りました。
しかしながら、長年の風雨、自然環境の変化を受け御本殿をはじめ諸建物の老朽化が目立ち、また、屋根桧皮の傷みが酷く、現状のまま放置できない状況です。
つきましては、令和7年(2025)に創祀1350年を迎える佳き年にあたり将来にわたるご社頭尊厳維持を図り、御本殿等附属建物の桧皮葺屋根葺替と供に、境内諸施設の整備事業として「丹生川上神社令和の大造営」を下記のとおり計画致しました。
敬神崇祖の念篤き氏子崇敬者皆様方には当事業の趣旨のご理解とご賛同を仰ぎ、造営事業の成功を期すべく、格別のご支援ご協力を賜ります様、ひとえにお願い申し上げます。
生命は水より生まれ、生命は水によって支えられています。
氏子崇敬者の皆様方が水の祖神様の御神威を仰ぎ、水の神の御力を戴かれ、日々の営みが明るく健やかに過ごされます様、お祈り申し上げます。
令和2年7月吉日
丹 生 川 上 神 社
令和の大造営奉賛会