五.特別天然記念物 ツルマンリョウ自生地
本殿裏、小牟漏にはツルマンリョウが自生しています。
ツルマンリョウは照葉樹林の林床に生育するヤブコウジ科の小低木です。茎はツル状をしていますが、他の木などに巻きついたり、幹や壁にくっついてよじ登っていくようなことはしません。茎はもたれかかることができれば、上方に伸びますが、なければ1m前後で倒れ、根を出して先端は再び上方に向かって伸びます。葉は常緑で茎には互生をして着き、花は葉柄のつけねに束を作って茎に着きます。毎年7月中旬頃に黄白色の花が咲き、翌年の秋に丸い赤い実がなります。
昭和32年5月8日、国の特別天然記念物に指定されました。